6/5月曜日。起きるのがきつい。だけど2日間はご飯を食べて栄養摂取できたし、今週も1週間お仕事を頑張らないと。
午前中の仕事を終わらせて休憩に入った。
休憩室でゼリーを飲みながらスマホを見ると知らない着信と留守電が入っていた。
多分土曜日に行ったクリニックからだ。嫌な予感がした。
そう思ったのは、以前の整形外科で勤めていた時に、採血結果に緊急性のある異常が見つかった場合は検査会社から 病院宛にFAXが届き、それからこちらから患者様に連絡することがよくあったからだ。
「きっと採血に何か異常があったんだな。早く昼食済ませて留守電を聞いて折り返し電話しなければ。」と思っていたら、ちょうどクリニックから電話が来た。
電話に出ると院長先生から電話が来た。
「採血結果が血小板の値が低く、これまで血が止まりにくいとか、内出血がするということはありませんでしたか?」
確かに鼻の微量な出血はずっと続いている。そのことを伝えると
「今、出血しやすくてかなり危険な状態なので、大出血してしまうと止まらなくなる可能性もあります。大きい病院で骨髄検査や輸血した方がいいと思うので紹介します。今日こちらに来れますか?」と聞かれた。
え、そんなに酷いの?怖い。
そこまで言われたら早退して行くしかないじゃないか。
とりあえず休憩途中だが、市民課に戻り事情を話して早退した。
お昼だし日差しは強いし、暑くてクリニックに向かうのもきつい。
怖い。。私は癌なのかな?30代で死ぬのかな?悪い考えがぐるぐる浮かんできて、電車の中で泣きそうになった。
不安な気持ちのままクリニックに着いて先生と少しお話しした。
通常、14〜37.9万ある血小板の数が、私の場合、4000千個しかないらしく、出血しやすくて止まりにくい状態らしい。
「大出血しててもおかしくなかったし、いつ倒れていてもおかしくなかったと思います。今まで頑張って来られましたね。」
と言われた。
私、そんな風になるまで、身体に負担かけて無理して働いていたのか。ショック。
鼻の出血も止まらないなと思っていたけれど血小板が関係していたなんて。
紹介先の病院に連絡してくれて今からすぐに来てくださいとのことだったので、そのまま向かった。
最寄駅に着いたが病院になかなか到着しない。しかも上り坂。今の体調だと辛い。
14:30頃、紹介してもらった病院に到着した。
先に血圧測定をした。土曜日測って見た時と一緒で高いな。何回か測定したけど高いままだ。
そして血液内科の先生とお話しして
「採血をして骨髄液を抜いて検査して輸血をしましょう。」
と言われた。そして今日は入院だと。
まず、コロナの検査をした。鼻の出血があることを伝えたら傷つけないように気をつけます。と丁寧にしてくれた。
コロナが陰性かの確認が取れないと大部屋にいけないそうで今日は個室になるそうだ。高いな。
そして採血をした。輸血をする時には血液型も調べないといけない関係で何回か採血をする必要があるのだと看護師さんが説明してくれた。
確かに血液型間違えたらおおごとだもんね。
職場にも入院の件を報告した。
弟にも荷物を持って来て欲しいと伝えた。
先にCTや胸のXPの撮影や心電図の検査をした。
17時頃骨髄検査が始まった。
検査の結果は病理検査に出すそうで結果は1週間くらいかかると言われた。そんなにかかるのね。
骨髄検査や輸血などの同意書にサインをした。
ベットの上でうつ伏せになり先生が局所麻酔を右腰下あたりに注射する。
骨髄液を抜く時は2回抜いて、そのあと周りの組織を取るので1回ぐりぐりして針を取るので3回刺します。と説明を受けた。
針が刺さった。ちくっとするが、耐えられない痛みではない。
針がどんどん奥にいき、骨髄液を抜かれた。刺さるより抜かれる時が気持ち悪い。自分の身体にあるものが無理やり吸われて引っこ抜かれて行く感覚。。思わず「うっう。。」って我慢できず声に出る。引っ張られそうだから手でベットのシーツをグッと丸めてしまう。
2回髄液を抜かれ、最後は組織を取る。先生が針を入れてぐりぐりしているのが感覚で分かる。
そして、針を抜いて終わった。かと思いきや、先生が「あれ?組織取れてない。。」
おお、、なんと、組織が上手く採取できなかったようだ。もう一度針を入れて取るしかない。
悲しい。。もう一度針を刺されてぐりぐりされた。骨髄液を抜かれるほどではないけれど、ぐりぐりも気持ち悪い。
骨髄検査も終わり、止血しないといけないのでベットの上で30分安静にする必要があると言われた。
もう体力的、精神的に疲れてしまった。
今日がこんな日になるなんて、色々頭が追いつかない。。
18時頃には輸血が届き開始した。
血小板の成分の輸血だから白い。
そしてアレルギー反応とか起きたら危険なので対策用のお薬も注射してから開始する。
アレルギーの薬を入れたからなのか身体が熱い。
輸血が始まった。初めての輸血だ。頭がくらくらする。
体温を測ったら37度代で発熱している。
先生から先ほど受けた採血結果を教えてもらった。まだ30分経ってなく寝たままで話を聞いて申し訳ない。
私は自己免疫疾患の可能性があるとのこと。自分の抗体が自分の血液を攻撃しているって。もしそうならステロイドで治療する必要があるとのこと。
そして血栓を作りやすい抗体もあるとのこと。
これから更に検査結果も分かってくるので、それから治療方針を決めていくらしい。
え、なにそれ?私の免疫が自分自身を攻撃しているの?
輸血も終わり血小板の値がどう変化したのか採血をした。
輸血や点滴がしやすいように、右前腕は針が差しっぱなしの状態だ。
血液中の酸素を測るモニターを首からぶら下げることになった。
それと、おしっこの量を測るから毎回コップに入れて量を確認してください。と言われた。
モニターもあるし、毎回コップで測るのは面倒だ。。
夕食が出た。お腹が空いていて疲れていたけれど食べられる。。
その間、弟がわたしの自宅の鍵を取りに来てくれて入院に必要な荷物を持って来てくれた。
今日は会えなかったけれど感謝だ。
昨日一緒にお出かけしたのに、こんなことになるなんて…